地震が起これば外に逃げた方がよいという話を聞いたことがある人も多いと思います。
実際のところ、どうなのでしょうか?
ここでは、地震が起こった際の取るべき行動と玄関での地震対策についてご紹介します。
地震発生時外に出るべきか自宅で避難すべきか
かつては、地震が発生すれば家の外に逃げるように言われていました。しかし、現在は外には逃げずに、自宅の安全な場所に避難すべきであると考えられています。
外に出ると、物が飛んできたり、落下してくるおそれがあって危険なためです。
また、揺れている時に慌てて移動すると、転倒するなどしてケガをしてしまいます。
それなら、自宅の安全な場所で揺れが収まるまでじっとしておいた方が結果的にはよいです。
しかし、常にこれが正しいとは言えません。
と言うのは、家が旧耐震基準に基づいて建てられている場合、地震によって家が倒壊するおそれがあるためです。
倒壊するかもしれない家にいる方が危険です。
そのため、1981年5月31日までの建築確認によって家が建てられている場合は注意が必要です。
逆に、それ以降の新耐震基準に基づいて家が建てられていれば少しは安心です。
新耐震基準だからと言って、100%の安全が保証されているわけではありません。
基本的には自宅で避難し、状況によっては外に出る選択をした方がよいこともあります。
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地震の時玄関は安全!?
地震の時、玄関は安全なのでしょうか?基本的には玄関は安全であると考えられます。
そのため、地震があれば玄関に逃げてもよいです。
最近の玄関は頑丈に作られており、いつでも外に逃げられるというメリットもあります。
ただし、玄関に物を置きすぎていないという条件付きです。
靴やベービーカー、写真立てなどいろいろ置いていると、散乱・破損してケガをするおそれがあります。
玄関で地震が起こった時どうする?地震対策は?
玄関で地震が起こった時、どうすればよいのでしょうか?上でも述べたように、外には出ず、玄関で揺れが収まるまで待ちます。
この時必ず玄関のドアを開けておきます。
ドアを開けておかないと、地震によってドアが開かなくなってしまうおそれがあります。
そのようなことだけは避けなくてはなりません。
もし、ドアが開かない時は、他の避難経路を探します。
揺れが収まってから、そのまま自宅に待機するのか、あるいは家の外の安全な場所に避難するのかを判断します。
揺れで、写真立てなどの置物のガラスや姿見などの鏡が割れることがあります。
そういった割れた破片に注意します。
踏んでケガをしないようにします。
事前にできる玄関の地震対策には、どのようなものがあるのでしょうか?
最大の対策は物を置かないことです。
物がなければ、ケガをする心配がなくなります。
それに、物が多いと、避難の妨げになります。
すぐに外へ避難したくても、物が散乱していて出られないことがあります。
このことは玄関の外にも当てはまります。
玄関の外に自転車などいろいろな物が置かれていると、それが原因でドアが開かないということもあり得ます。
そのため、ドアの開閉に支障が出そうな場所には物を置かないようにします。
玄関には、できる限り物は置かないようにと言ってきました。
逆に置いておきたいのは、必要最低限の避難グッズとヘルメットです。
万が一の時に、すぐに持って避難できるようにです。