火災の発生原因と備え

火災が起こると、自宅だけでなく、命までも奪われてしまいます。

火災は、ある程度は発生のリスクを減らすことができます。

最悪の事態にならないように、家庭における火災対策を講じておきたいところです。

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家庭での火災の発生原因は?

家庭で起こる火災の発生原因についてみていきます。

出火原因で多いものは、次のとおりです。
  • コンロ
  • タバコ
  • 放火
  • ストーブ
  • 電気配線
家庭での火災の発生原因は?

コンロ

コンロからの出火がもっとも多いです。

コンロはコンロでも、ガスコンロです。

IHコンロは火を使わないので、火災原因になることはほとんどありません。

コンロを使っていることを忘れて離れてしまっての火災が多いです。

使用時は、絶対にコンロから離れないようにしなければなりません。

高齢者に多いのは、調理中に火が袖口に着火して亡くなる事故です。

火の取り扱いは、より慎重に行わなければなりません。

タバコ

タバコが原因の火災も多いです。

特に寝タバコには注意が必要です。

タバコを吸っている最中に、睡魔に勝てずに眠ってしまったような場合です。

眠っているので、出火してもすぐには気づけません。

最悪、煙にまかれて命を落とすこともあります。

火の不始末にも注意が必要です。

きとんと消したと思っても、不十分なことがあります。

完全に火が消えたことを確認してから、その場を離れるようにしなければなりません。

放火

放火が意外と多いことに驚かされます。

ある意味、放火は防ぎようがありません。

しかし、できる対策はあります。

自宅の外に新聞紙やダンボールなどの燃えやすいものを出しっぱなしにしないようにします。

火を付けやすいものがなければ、放火は起こりにくいです。

ストーブ

寒くなると、ストーブは欠かせません。

ストーブの近くにあったものに引火しての火災が多いです。

当たり前のことですが、ストーブの近くには燃えやすいものを置かないようにします。

電気配線

電気配線が原因となる火災もよく起こります。

家の中に張り巡らされた配線に問題が生じて漏電すると、火災が発生します。

よく耳にする火災原因の1つです。

他には、電源コードや延長コードが劣化したり、プラグの周りにほこりが溜まっての火災も多いです

定期的に点検して異常がないかをチェックする必要があります。

ほこりが溜まらないように、まめに掃除することも大切です。

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火災への備え

火災は起こらないに越したことはありません。

しかし、いくら注意しても、火災が起こることはあります。


では、火災に備えてできることはあるのでしょうか?

次のような備えを行っておくとよいです。
  • 住宅用火災警報器を設置・点検する
  • 消火器を設置する
  • 家電の使い方を確認する
火災への備え

住宅用火災警報器を設置・点検する

2006年に住宅用火災警報器の設置が義務化されました。

もしかしたら、それ以前に建てられた家などで設置していない人もいるかもしれません。

以前は設置していたが、今は設置できていないという家があってもおかしくはありません。

注意しなければならないのは、設置していても正常に作動しているかどうかです。

義務化されてから10年以上経っています。

故障していたり、電池式の場合は電池が切れている可能性があります。

定期的に点検をすることが重要です。


火災警報器が付いていると、火から離れている時や寝ている時に火災が発生しても、音や音声で教えてくれます。

火災自体は防げませんが、火災の発生を早く知ることで、消火できたり、逃げたりすることができます。

火災による被害を小さくすることができます。

必ず設置して、正常に作動するようにしておきましょう。

消火器を設置する

個人の住宅には、消火器の設置義務はありません。

しかし、火災が発生した場合の初期消火に消火器は欠かせません。

消火器があるのとないのとでは、消火能力に大きな差が生じます。

業務用の消火器でも構いませんが、住宅用の消火器を設置しておくとよいです。

住宅用の消火器は、軽量なので女性や高齢者でも使いやすいです。

重いと適切に使えない場合があります。


設置しただけで安心してはいけません。

使い方がわからなければ設置した意味がありません。


一般的な消火器の使い方は、次のとおりです。

ピンを抜く


消火器には安全ピンが付いています。

ピンを抜かないと、レバーを握っても消火剤は出ません。

噴射口を火元に向ける


噴射口を火元に向けます。

必ず火元でなければなりません。

炎の先端や煙噴射しても、火は消えません。

レバーを握る


レバーを強く握って消火剤を噴射します。

火元にかかるように、しっかりと固定します。

床に置いて噴射してもOKです。

火が見えなくなっても、完全に火が消えるまで消火剤をかけ続けます。


それほど難しいものではありません。

しかし、使い方を知らなければいざという時に使えません。

使い方をきちんと確認しておく必要があります。

家電の使い方を確認する

家電にはいろいろな種類ものがあります。

電気を使っているだけに、いつ家電が原因で火災が発生してもおかしくはありません。

そのため、使用方法について説明書の注意書きを読んで再度確認しておくとよいです。

ドライヤーの空気吸込み口にほこりが溜まった状態で使用したり、電気カーペットの上に重いものを置いておくのは危険です。

こういった誤った使用をしないようにしなければなりません。

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