災害は避けることのできないものです。
いつかどこかで災害は必ず起こります。
災害に備えて準備を行っているかどうかで、生き残れるかどうかが決まることがあります。
ここでは、災害で生き残るための準備についてご紹介します。
災害への備えと聞けば、防災グッズの購入を思い浮かべる人が多いと思います。
もちろん、そのこと自体は間違いではありません。
ただ、防災グッズを使えるのは災害から生き残った場合の話です。
災害で死んでしまっては、当然防災グッズが活躍する場面はありません。
そのため、まずは災害が起こっても生き残るための準備をしなければなりません。
災害を避ける
先ほど、災害は避けることはできないと言いました。人間には、災害の発生を防ぐことができないことが多いためです。
しかし、仮に災害が発生したとしても、自分が災害に遭う確率を減らすことはできます。
地震を避けることは無理ですが、水害や土砂災害はある程度避けることができます。
水害や土砂災害は、地形的に起こりやすい場所が決まっています。
ハザードマップで確認して、水害や土砂災害が起こりやすい場所には住まないようにすればよいのです。
口で言うほど簡単なことではありませんが・・・
引っ越しまでは難しくても、自分の住んでいる場所で水害や土砂災害が起こりやすいということを知っているだけでもかなり変わります。
大雨が降れば、早めに避難しようという気持ちになって避難できるためです。
そのため、自分の住んでいる場所のハザードマップは必ず確認しておくようにしましょう。
スポンサーリンク
自宅を強化する
自宅で災害が発生した場合、何も災害に対する対策を講じていないとかなり危険です。自宅にいる時に大きな地震が発生したと仮定します。
その場合、さまざまな危険が潜んでいます。
自宅が地震に耐えられず、倒壊してしまうおそれがあります。
そのため、家の耐震補強は必須です。
特に、旧耐震基準(認可申請が1981年5月以前)が適用されて建てられた建物は要注意です。
大きな地震が起こると、建物が倒壊するおそれがあるとされているためです。
自宅は大丈夫でも、部屋の中も危険がいっぱいです。
大きな揺れで、家具が倒れてくることがあります。
タンスなどの家具の下敷きになって亡くなる人が多いです。
また、割れたガラスの破片でケガをすることもあります。
こういった被害は事前に準備しておくことである程度は防ぐことが可能です。
最近は、便利なグッズが多いです。
家具の転倒を防ぐものやガラスの飛散を防止するものなど。
きちんと準備するかしないかで被害に大きな差が生じます。
避難する(準備を含む)
避難は、災害が発生してからの行為です。災害が発生したことによって、自身に危険が迫っている場合は避難しなければなりません。
避難するかどうかで、生き残れるのか死んでしまうのかが決めることがあります。
もちろん、必ずしも避難した方がよいとは言えないことがあります。
避難が遅れた場合など、避難する方が命の危険にさらされることがあるためです。
避難するのなら、早めに避難しないといけません。
避難しようと決めた場合、どこに避難すればよいのかを知っていないといけません。
避難場所がわからなければ動きようがありません。
適当に避難すると、かえって危険な場合があります。
そのため、事前に避難場所を調べておく必要があります。
避難する際の持ち物をリュックなどにまとめておくようにします。
避難する直前に用意していたのでは遅すぎます。
備蓄する
自宅避難になった場合に備えて、最低2週間分の食料や飲料、生活用品などを備蓄しておかなければなりません。救援物資はすぐに届かないことが予想されるため、何の備えもなければ、自宅で暮らすことはできません。
最近はさまざまな災害グッズが登場しています。
自家発電できる防災用のラジオやライト、非常用の簡易トイレなど。
あると非常に便利なグッズが多いです。
常日頃から、避難時に必要なものについて考え、ストックしておくことが重要です。
避難できない高齢者や要介護者がいる場合は、必ず備蓄しておく必要があります。