地震は寝ている時にも起こります。
寝ていると、無防備なので非常に危険です。
寝ている時に地震が起こっても大丈夫なのように、対策を講じておく必要があります。
また、寝室で地震が起こった場合、どうすればよいのでしょうか?
ここでは、寝室で地震が起こった場合の取るべき行動や事前にしておくべき地震対策についてご紹介します。
寝室で地震が起こった場合の取るべき行動
寝室でもっとも危険なのが、タンスや本棚の転倒です。上下セパレート式になっているタンスは、上の部分だけがズレ落ちてきます。
こういった大型家具が倒れてきて下敷きになると大けがをします。
最悪命を落とすこともあります。
人に体重の4倍のものがのしかかると、胸が圧迫されて呼吸できなくなるためです。
寝室で寝ている時に地震が起こった場合、最初にすべきことは身を守ることです。
ベッドから下りて身をかがめ、頭から布団を被るとよいです。
枕で頭を守ってもOKです。
暗がりで、むやみに歩き回るのは危険です。
何かを踏んだり、何かにぶつかってケガをするおそれがあります。
揺れが収まってから動くようにします。
この時必ずスリッパを履くようにします。
窓ガラスが割れると、ガラスが散乱して危険です。
揺れている間は窓から離れます。
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寝室での地震対策のおすすめは?
寝室でできる地震対策にはさまざまなものがあります。その中でよく行われている対策をご紹介します。
次のようなものがあります。
- 家具などの安全な配置と固定
- 窓ガラスへの飛散防止対策
- 照明器具の落下防止対策
家具などの安全な配置と固定
寝室にタンスなどの大型家具を置かないことが最大の地震対策です。しかし、実際のところそうもいきません。
衣類を入れるためのタンスや本を収納するための本棚などはなくてはならないものです。
では、必要な家具はどのように配置すればよいのでしょうか?
最初に考えなければならないのは、大型家具が倒れる可能性のある位置で寝ないようにすることです。
寝ている時は無防備なので、家具が転倒してきたら避けることができません。
万が一倒れてきても、下敷きにならないような位置にベッドを置いたり、布団を敷くようにします。
もう1つ考えておきたいのは、寝室の出入り口付近に大型家具を置かないようにすることです。
大型家具が転倒して、出入り口を塞いでしまうと、揺れが収まっても寝室から出ることができません。
寝室に閉じ込められると、自分ではどうしようもありません。
避難ができずに大変なことになってしまいます。
大型家具は転倒防止策を講じておきます。
転倒を防止するため、地震対策の固定グッズ(L字金具や突っ張り棒など)を使うとよいです。
しっかり固定しておけば安心です。
衣類など軽いものを入れたダンボールをタンスの上に置き、タンスと天井の隙間をなくしておいてもよいです。
隙間がないと、転倒しにくくなります。
ただし、これだけでは不十分なので固定グッズと併用するとよいです。
他には、できるだけ背の低い家具を置くようにするとよいです。
背が低いと転倒しにくいです。
物を置きすぎないことも重要です。
物が少ないと、落下してきたり飛んでくるリスクを軽減できます。
窓ガラスへの飛散防止対策
窓のない寝室はないでしょう。窓ガラスが割れると非常に危険です。
地震で揺れている時だけでなく、揺れが収まった後もです。
窓ガラスが飛散すると、足をケガしてしまいます。
窓ガラスが割れるのはどうしようもありません。
しかし、割れたガラスを飛散させないようにはすることはできます。
対策としては、飛散防止用フィルムを貼ります。
このフィルムさえ貼っておけば、ガラスは飛散しません。
本棚によってはガラス扉が付いているものがあります。
ガラス扉にも貼っておくとよいです。
照明器具の落下防止対策
寝ている時に、天井から照明器具が落下してきたら危険です。大きな地震が起こると、何が起こっても不思議ではありません。
常に起こりうる最悪のことを想定しておかなくてはいけません。
天井から吊すタイプの照明器具は、落下しやすいので注意が必要です。
対策としては、照明器具をチェーンやワイヤーで固定しておきます。
このようにすれば、落下の心配はなくなります。
※この記事は寝室が対象となっています。
しかし、子供部屋や書斎にも当てはまります。
参考にしてみてください。