台風が来ると、どこどこに大雨特別警報が出されたという話をよく耳にします。
気象庁は、災害が起こるおそれがある場合などに特別警報・警報・注意報を出します。
では、特別警報・警報・注意報にはそれぞれどのような意味があるのでしょうか?
ここでは、それらの違いをみていきます。
特別警報とは
特別警報は、予想される雨や雪などが特に異常であるため、重大な災害が発生するおそれが著しく大きい場合に出されます。最大級の警戒が必要です。
命を守る行動が求められます。
全部で6種類あります。
- 大雨特別警報
- 大雪特別警報
- 暴風特別警報
- 暴風雪特別警報
- 波浪特別警報
- 高潮特別警報
数十年に一度の強さの台風や降雪量などが予想される場合に発表されます。
大規模災害につながるおそれが十分に考えられます。
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警報とは
警報は、重大な災害が発生するおそれがある場合に出されます。警戒が必要です。
全部で7種類あります。
- 大雨警報
- 洪水警報
- 大雪警報
- 暴風警報
- 暴風雪警報
- 波浪警報
- 高潮警報
重大な災害が発生するおそれがあると予想される場合に発表されます。
特別警報ほどではないにしても、いつ災害が起こっても不思議ではありません。
十分に警戒しなくてはいけません。
注意報とは
注意報は、災害が発生するおそれのある時に注意を呼びかけるために出されます。警報よりも重要度は下がりますが、注意を怠ってはいけません。
災害が起こるおそれは十分あります。
全部で16種類あります。
- 大雨注意報
- 洪水注意報
- 大雪注意報
- 強風注意報
- 風雪注意報
- 波浪注意報
- 高潮注意報
- 雷注意報
- 濃霧注意報
- 乾燥注意報
- なだれ注意報
- 着氷注意報
- 着雪注意報
- 融雪注意報
- 霜注意報
- 低温注意報
注意報は、よく耳にするものからほとんど聞いたことがないものまでいろいろあります。
特別警報や警報では対象になっていなかった気象に関するものが含まれています。