台風と言えば、強風が吹き荒れます。
風向きはどうなっているのでしょうか?
台風は、日本へやって来ることもあれば、異なる方向へ進んでいくこともあります。
台風の進路や動き方はどうなっているのでしょうか?
ここでは、台風の風向きと進路・動き方についてご紹介します。
台風の風向き
台風が来れば、強い風を伴っていることが多いです。台風の風にはどのような特徴があるのでしょうか?
風は、中心に向かって反時計回りに吹いています。
台風がどの方向に進んでいても、これは変わりません。
しかも、中心に近づくほど風は強いです。
台風の目は風が弱いというイメージがあるので、少し意外な気がしたいという人もいるかもしれませんね。
一般的に進行方向に向かって右側の風が強いです。
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台風の進路・動き方
台風は、じっとしていることはなく、速い遅いはあっても常に動いています。では、台風はどうして動くのでしょうか?
台風は、風の流れに乗って移動します。
ただし、風が弱い時は地球の自転の影響を受けて動きます。
台風は風の流れで移動するため、風向きによって日本に来るかどうかが決まります。
夏から秋にかけて台風が多いのは、偏西風が大きく関係しています。
偏西風は西から東へ吹く強い風です。
そのため、台風の進路は北東になってしまい、日本へやって来るのです。
夏と秋以外にも台風は発生しますが、偏西風の影響が弱いので日本にはあまりやって来ません。
フィリピンや中国などへ行くことが多いです。
偏西風が弱いと、夏や秋でも台風は日本へやって来ないことがあります。
実は、風以外にも台風の進路に大きく関わってくるものがあります。
それは太平洋高気圧です。
暖かい時期になると、日本は太平洋高気圧という暖かい空気ですっぽり覆われてしまいます。
太平洋高気圧があると、台風はそれを避けて進んでいきます。
そのため、太平洋高気圧で覆われている時期は台風は日本へ直撃しないことが多いです。
しかし、例年8月頃になると、太平洋高気圧が弱まってしまって、台風が日本を直撃するようになります。
10月頃になると、さらに太平洋高気圧が弱って太平洋上を進んでいくようになります。
このように、太平洋高気圧によって、日本へやって来る台風の数や進路が大きく変わります。
(出典:気象庁ホームページ)