災害時の家族との連絡方法などは家族会議で事前に決めておく

災害時の家族との連絡方法などは家族会議で事前に決めておく

災害発生時、家族のことが心配で連絡を取ろうとします。

しかし、思うように連絡が取れずに困ってしまうことが多いです。

このような時のために、事前に災害時の家族との連絡方法などについて話し合っておく必要があります。

ここでは、災害時の家族との連絡方法などについてご紹介します。

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家族会議で事前に決めておくこと

災害発生時に取るべき行動などについて、家族会議で事前に話し合っておきましょう。

いろいろ決めておくと、その情報が家族で共有できるので役立ちます。

ここからは、決めておくとよいことなどをご紹介していきます。

災害時の家族との連絡方法などは家族会議で事前に決めておく

まずは自分を守ること

災害が発生すると、気が動転してしまって、どうすればよいのかがわからなくなってしまうことがあります。

まずは、落ち着くことが大切です。

そして、どのような行動を取れば自分を守れるのかを考えます。

避難した方がよいと思えば、すぐに避難します。

自分の安全の確保を優先させることについて、家族で話し合っておきます。

家族の安全を確認する

自分の安全が確保できれば、次は家族の安否を確認します。

家族と言えども、常に一緒に行動するわけではありません。

家族がそれぞれ単独で行動している際にも災害は起こります。

まずは、家族と連絡を取らなければなりません。

家族との連絡方法について事前に決めておくと、連絡を取りやすくなります。

連絡が取れない場合、どうすればよいのかも話し合っておきます。


決めたことは、メモなどに書いてそれぞれが持ち歩くとよいです。

メモには、住所・氏名・家族の電話番号を併せて記載しておきます。

このようにしておけば、万が一ケガをしてしまった場合などに、メモを見た人が連絡をしてくれるかもしれません。

自分の行動パターンを家族に伝えおく

家族に自分の行動パターンを伝えておきます。

そうすれば、この時間帯ならあそこにいるだろうとおおよその見当がつきます。

家族間である程度の行動を把握できれば、連絡を取りやすくなったり、避難先を予測したりすることができます。

特に通常とは異なる行動をすることがある場合、きちんと家族に伝えておかなければなりません。

普段行かないところへ行く用事がある場合などです。

伝えておかないと、災害発生時どこへ行けば会えるのかなどがまったくわかりません。

最低限の防災グッズは携行する

万が一に備えて、最低限の防災グッズは携行するようにします。

大きなものは、もちろん携行することは不可能です。

どのようなものを携行すればよいのかなども家族で話し合うとよいです。


次のようなものがおすすめです。

上でご紹介した家族で決めたメモです。

家族の電話番号は意外と役に立ちます。

スマホの充電がなくなってしまった場合、電話番号を調べることができません。

自宅と勤務地・学校などとの間の避難所・経路などがわかるものもあれば便利です。

どこに行けばよいのかわからないといったことがなくなります。

厚めのタオルなどを持っておくとよいです。

災害時の家族との連絡方法

災害時、家族とはどのようにして連絡を取ればよいのでしょうか?

次のような情報があります。

災害時の家族との連絡方法などは家族会議で事前に決めておく

スマホを使う

現代において、最強の通信手段と言えばスマホです。

スマホで家族と電話で連絡が取れれば、安否などが確認できて安心です。

しかし、災害発生時は電話がつながりにくくなります。

大きな災害であれば、電話は使えないと思った方がよいです。

普通の電話は無理でも、LINE電話は使えることがあります。

LINE自体はさらに使えることが多いです。

私自身が体験したことなので間違いありません。

もちろん、100%使えるとは限りません。


事前に家族でグループを作っておけば、そこで家族の安否確認などのやり取りができます。

普段から家族間で使うようにするとよいです。

そうすれば、スマホに詳しくない高齢者などでも使えるようになります。

三角連絡法を活用する

スマホを持っていない人と連絡を取るには、三角連絡法を活用するとよいです。

三角連絡法とは、簡単に言うと、離れた場所に住んでいる親戚などを通して連絡を取り合う方法です。

離れた場所に住んでいる人でなければなりません。

同じように被災したのでは、その人とも連絡を取ることが困難なためです。

家族のそれぞれがその人に安否などを伝えておき、その人からそれぞれが情報を入手します。

万が一の時は、誰に必要な情報を伝えておくのかを家族で決めておきます。

災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板を活用する

災害用伝言ダイヤルとは、NTTが提供するサービスです。

災害発生時に、171に電話をして伝言を残したり、聞いたりすることができます。

災害用伝言板(web171)とは、インターネットを使用して被災者の安否などを確認できるサービスです。

各携帯会社が行っています。


非常に便利なサービスですが、慣れていないと使いにくいです。

災害時でなくても体験できるので、試しておくと安心です。

もっとも重要なことは、このサービスを利用することを家族間で話し合っておくことです。

誰かがこのサービスを利用しても、他の人が残された伝言を聞こうとしなければ何の意味もないためです。

家族と連絡が取れない場合の対処法

家族と連絡が取れない場合のことを考えておく必要があります。

災害時に待ち合わせ場所を決めておくとよいです。

災害発生後2時間後などと時間も併せて決めておきます。

災害が起こった時間帯に、自宅から遠い通勤先や学校などに行っている人は除きます。

そのような人は、すぐに帰って来ることができないことが多いためです。

自宅の近くにいる家族で集まるとよいです。


待ち合わせ場所で会えなかった場合に備えて、どの避難所に向かうのかなどについて決めておきます。

念のため、避難所は候補を2カ所ほど探しておきます。


このように、待ち合わせ場所や避難所について話し合っておくと、連絡が取れなくても、その場所へ行けば会える可能性が高くなります。

待ち合わせ場所や避難所に向かう経路についても、下見するなどしてチェックしておきます。