電車の中や駅で地震が起こることがあります。
地震が起こったらどうすればよいのでしょうか?
また、電車の中でのリスクを少しでも減らす対策についてご紹介します。
電車の中で地震が起こったらどうする?
電車が走行している時に大きな地震が起こると、電車は緊急停止します。それによって、立っている人が将棋倒しになるおそれがあります。
たくさんの人が将棋倒しに巻き込まれるとかなり危険です。
さらに、電車が脱線してしまうこともあり得ます。
では、電車の中で地震が起こったらどうすればよいのでしょうか?
できることは限られています。
緊急地震速報が鳴ったら手すりや吊革につかまることです。
みんながしっかりつかまれば、将棋倒しが起こる可能性は少しは低くなります。
周囲に手すりや吊革につかまるように声かけするのも大切です。
あとは、車掌の指示に従うようにします。
慌てないで行動します。
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電車の中でのリスクを少しでも減らす対策とは?
電車の中でのリスクを少しでも減らす対策についてご紹介します。電車はどの車両に乗ってもリスクは同じなのでしょうか?
実は、先頭車両と2両目のリスクがかなり高いです。
脱線事故など大きな事故が発生した場合、先頭車両と2両目に乗っている人が死傷することが多いためです。
このことから、3両目以降の車両に乗った方が安全であると言えます。
座っているのと立っているのとではどちらが安全なのでしょうか?
立っていると将棋倒しに巻き込まれるおそれがあるので、座っている方が安全です。
もし座れなかったらどうすればよいのでしょうか?
その場合はドア付近で手すりをつかんで立つとよいです。
ドア付近は、座席と座席の間に位置するので、場所的に棋倒しに巻き込まれにくいためです。
どうしても、電車の中央で立たないといけない場合は、手すりや吊革をしっかりつかみます。
万が一の時でも倒れないように注意します。
駅の構内で地震が起こったらどうする?
地下鉄など駅の構内で地震が起こった場合、特に頭上に注意しなければなりません。天井や掲示板などが落下してくるおそれがあるためです。
他には、ロッカーや自動販売機などが倒れてくることがあります。
地震の揺れで、線路に落ちてしまうこともあり、かなり危険です。
では、駅の構内で地震が起こった場合、どうすればよいのでしょうか?
止まっている電車があればその電車に乗り込むとよいです。
乗ってしまった方が命を守れます。
車両は、頑丈なつくりで安全であるためです。
しかも、頭上から物が落ちてくる危険性も少ないです。
もし止まっている電車がなければ、線路から離れて、頭上に物がない場所へ移動します。
カバンや服などで頭を守ります。
移動後は、線路に落ちないように身をかがめるとよいです。
地震が収まっても動き回るのは危険です。
駅の構内では、パニックに陥った人が出口に殺到するおそれがあります。
それによって、群衆雪崩が発生すると大きな事故に発展します。
そのため、駅員の指示に従ってゆっくり行動するようにします。