日本に住んでいる限り、どこであろうと地震は避けられないと言われています。
どうして日本は地震が多いのでしょうか?
それにはプレートが大きく関係しています。
ここでは、地震の仕組みやメカニズムについてご紹介します。
地震とナマズの関係
昔から「ナマズが暴れると地震が起きる」や「地震が起きる直前にナマズが暴れる」と言われています。江戸時代には大きな地震が起きると、地下に巨大なナマズがいてそのナマズが暴れていると考えられていました。
その結果、地震=ナマズというイメージが定着しました。
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地震はなぜ起こる?
なぜ、日本は世界と比べて地震が多いのでしょうか?それは、日本の周辺にプレート(岩盤)が多いためです。
次の4つのプレートがあります。
- ユーラシアプレート
- フィリピン海プレート
- 北米プレート
- 太平洋プレート
地震はプレートの境目で起こります。
多くのプレートの境目の近くにある日本で地震が多いのはそのためです。
地球は十数枚のプレートで覆われています。
プレートは、地球表面のマントルが冷えてできています。
地球の中でマントルが動いているので、その上に乗っているプレートも一緒に動きます。
プレートが動くことによって、境目で地震が発生します。
逆に、プレートの真ん中など境目から離れた場所では地震はあまり起こりません。
もう少し具体的に解説します。
プレートのうち、太平洋側にあるフィリピン海プレートと太平洋プレートは、毎年少し(数cm~10数cmと言われる)ずつ日本の方へ動いています。
そのため、ハワイはいずれ日本までやって来ると言われています。
ハワイは太平洋プレートに乗っているので、少しずつ日本に向かって動いています。
日本も動いているのでしょうか?
日本はまったく動いていません。
太平洋プレートは北米プレートの下に潜り込んでいます。
太平洋プレートが潜り込むのは、北米プレートよりも太平洋プレートの方が比重が大きいためです。
つまり、重い方が潜り込むのです。
そして、潜り込んだところで大きな地震が発生します。
その1つが大きな被害をもたらした東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)です。
ちなみに、フィリピン海プレートは、ユーラシアプレートの下に潜り込んでいます。
こちらの2つの画像を見れば、いかにプレートの境目で地震が多いかがわかります。
(出典:気象庁ホームページ)
地震におけるプレートの動き
なぜプレートの境目で地震が多いのでしょうか?太平洋プレートでみていきます。
太平洋プレートは、年に少しずつ日本の方へ動いています。
それによって、太平洋プレートは接している北米プレートに潜り込んでいきます。
ある程度潜り込むと、北米プレートはそれに耐えられなくなり、限界点に達すると、元に戻ろうとして跳ね上がります。
跳ね返ると、大きな地震が発生します。
それが海底で起こると、海水が持ち上げれることによって津波が発生します。
活断層により内陸でも地震は起こる
地震は内陸でも発生します。そのような地震は、地殻内の断層が繰り返し活動することによって起こることが多いです。
断層とは、岩盤の割れ目のことです。
地震によって地下の岩盤が壊され、その割れ目に沿って岩盤がズレることがあります。
過去に繰り返し活動し、今後も活動すると考えられる断層のことを活断層と言います。
そのため、活断層が走っているエリアでは地震に対する備えが必要です。