天気予報を見ていると、降水量という用語が頻繁に登場します。
降水量によって雨の強さが変わってきます。
ここでは、雨の強さの目安や降水量についてご紹介します。
降水量とは
降水量とは、一定時間に降った雨がたまった場合の単位面積当たりの深さを言います。ミリメートル(mm)で表されます。
そのため、天気予報では降水量○mmの雨が降るという表現で発表されます。
1時間で100mmの降水量とは、降った雨が全部たまった場合、1時間で水深10cmとなることを意味します。

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気象庁での降水量の測り方は?
気象庁では、どのように降水量を測っているのでしょうか?実は、転倒ます型雨量計というものを使って測っています。
転倒ます型雨量計の左右には2つの三角形のますが付いています。
ますに雨が0.5mmたまると、それが1回転倒するようになっています。
これで降水量が0.5mmということです。
2回の転倒で1mmの降水量というように計算していきます。
気象庁では、1時間あたりの雨量を発表しています。
その雨量によって、雨の強さが分類されています。
雨の強さの表現と目安とは
雨の強さは5段階に分けられています。それぞれに目安と表現などがあります。
次のとおりです。
やや強い雨
1時間の雨量は、10mm以上20mm未満です。
- 地面からの跳ね返りで足元がぬれる
- 地面の一面に水たまりができる
強い雨
1時間の雨量は、20mm以上30mm未満です。
- 傘をさしても濡れる
- 地面の一面に水たまりができる
- 側溝や下水があふれる
- 規模の小さい崖崩れが起こる
- 車の運転時ワイパーを使っても見にくい
激しい雨
1時間の雨量は、30mm以上50mm未満です。- 傘をさしても濡れる
- 道路が川のようになる
- 下水管から雨水があふれる
- 山崩れや崖崩れが起こる
非常に激しい雨
1時間の雨量は、50mm以上80mm未満です。
- 傘は役に立たない
- 水しぶきで視界が悪くなる
- 地下室や地下街に雨水が流れ込む
- 土石流が起こりやすい
- 車の運転は危険
猛烈な雨
1時間の雨量は、80mm以上です。
- 傘は役に立たない
- 水しぶきで視界が悪くなる
- 恐怖を感じる
- 規模の大きな災害が起こるおそれがある
- 車の運転は危険
