日本は災害大国として知られています。
毎年地震だけでなく、台風や大雨、洪水などさまざまな災害が起こっています。
では、災害にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、災害とその被害、種類についてご紹介します。
災害とは?
災害対策基本法では、災害について次のように定義づけています。災害とは「暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、土石流、高潮、地震、津波、噴火、地滑りその他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害をいう。」と定めています。
日本は自然災害の多い国です。
定義に出てくる災害は、すべて起こりうるものばかりです。
災害と聞いて、真っ先に連想されるのが地震ではないでしょうか?
特に、巨大地震が発生すると被害は甚大なものとなってしまいます。
日本は台風の通り道になっているため、毎年たくさんの台風がやって来ます。
近年は、過去にあまり例がないほどの大型台風が直撃することが増えました。
豪雨による被害も出ています。
また、火山の噴火の危険性もあります。
日本には111の活火山があります。
これは全世界の活火山の約7%を占めています。
日本では、いつどこでどのような災害が起こっても不思議ではありません。
災害の起こらない場所など存在しないのです。
日本に住む限り、災害は避けて通れません。
そのため、常日頃から災害に備えておく必要があります。
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災害とその被害・影響
災害とは、単発で起こるわけではありません。つまり、1つの自然現象が複数の災害をもたらすことがあるのです。
あまりピンとこない人もいるかもしれません。
例を挙げて説明します。
これから地震が起こるとします。
地震なので、大きな揺れに注意しなければなりません。
では、揺れだけに備えればよいのでしょうか?
それでは足りません。
火災や津波、土砂災害、停電などが発生するおそれがあるので、それらに対しても備えなければなりません。
地震が発生すると言っても、他の災害も起こりうるのです。
災害に備えるということはそういうことです。
そのため、ある特定の自然現象が発生すれば、どのような災害が起こりうるのかを知っていないといけません。
そうでないと、災害に備えることができません。
自然現象ごとに起こりうる災害をまとめてみました。
大地震
強い揺れ、津波、火災、土砂災害、原発事故、ライフラインの停止など
台風・豪雨
暴風、洪水、川の氾濫、高波、高潮、土砂災害、ライフラインの停止など
火山の噴火
強い揺れ、噴石、火山灰、火砕流、溶岩流、土石流、火山ガス、水蒸気爆発など
大雪
雪崩、ライフラインの停止など
感染症
新型コロナウィルス、新型インフルエンザ、その他の未知の感染症の発生とパンデミック
どのような自然現象が発生すれば、どのような影響が出るのかがわかったと思います。
あとは、ハザードマップなどを見て、自分に起こりうる災害を事前に知っておくことが重要です。
そして、その災害に備えておきましょう。